「西日本のBフレッツは受注なら年間100万,開通ベースでも年間目標の80万純増が視野に入った」--。11月1日に開幕したNTTグループの次世代アクセス回線技術の展示会「つくばフォーラム2005」の講演で,NTT西日本の大竹伸一常務取締役が力強く断言した(写真)。
NTT西日本は今後,どれだけ早くBフレッツを提供できるかを念頭に置き,大量開通への取り組みを着々と進めるという。大竹常務によると,「9月時点では1週間当たり1.7万件だった開通ペースが,10月には2万件程度まで上がってきた。月間で10万件を開通できる施工体制を整えていく」。
主力メニューのエリア拡大も迅速に進める。NTT西日本が提供するFTTH(fiber to the home)サービスの主力となる「フレッツ・光プレミアム」と,「ひかり電話」の提供エリアを12月末をメドに,現在のBフレッツと同じエリアまで拡大することを明らかにした。フレッツ・光プレミアムとひかり電話のセット契約率は「提供開始時よりもかなり上がっており,73%になった」と手ごたえを見せた。