[画像のクリックで拡大表示]

 「SOA(サービス指向アーキテクチャ)は間違いなく今後の企業システムを席巻する。企業のIT担当者は、SOAがどれだけの可能性を持っているか、自社にとって役に立つものかどうかを検証する責任がある」。米国で企業システム開発のコンサルティングや講演活動を手掛けるデビッド・アンド・アソシエイツのデビッド・チャペル社長(写真)はこう言い切る。

 チャペル社長は「SOAはそれだけの価値がある技術だ」と主張する。例えば、「SOAに基づくシステムならば、ITに詳しくない業務担当者でもシステムを理解できる。SOAを構成するサービスはシステムの単位であるとともに、業務の単位であるからだ。加えて、アプリケーションの統合はより安く、早く実施できる。業務プロセスはより早く、簡単に変更できる」という。

 企業のIT担当者の間では「これまでのシステム構築のやり方と何が違うのか」という意見が根強い。これに対し、チャペル社長は、SOAに基づくシステムが実現できることは、従来のシステム構築手法に基づくそれとは大きく異なると主張する。違いは、業務の視点でシステムを捉えることができることと、Webサービスというオープンな通信技術に基づいていることだという。「特に、Webサービス技術が登場したことが画期的だった。(独自技術を推し進めることが多かった)マイクロソフトが支持しているのだから」とチャペル社長は笑う。