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 NECは11月11日、運用管理ソフト群「WebSAM」の新版Ver.6を発売した。これまで各製品ごとに持っていたシステムの構成情報などを一元管理できるようにしたのが特徴。他社製運用管理ソフトの情報を管理する機能も提供する。来年2月に出荷を始める。

 WebSAMは、約90種類の運用管理ソフトで構成される。今回バージョンアップしたのは、そのうちサーバー管理用の「SystemManager」、ネットワーク管理用の「NetvisorPro」、ストレージ管理用の「iStorageManager」など、運用管理の中核となる7製品。残りの製品については、機能や用途ごとにラインアップを見直した後、順次バージョンアップする。

 Ver.6では、WebSAMの運用管理ソフトが備える各種情報を独自データベース「WebSAM CMDB」で一元管理する。この情報には、ITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)の「構成管理」に必要な構成情報のほか、稼働情報や性能情報、障害情報などが含まれる。

 前版までは製品ごとにデータベースが分かれており、システムの構成を変えた際には、それぞれの製品が持つサーバーやネットワークに関する情報を登録し直す必要があった。新版では1回の設定で済むようになる。WebSAM CMDBは、SystemManagerなど各製品に同梱される。

 このほか、オプションとして新たにゲートウエイ機能を提供する。この機能を使うと、他社の運用管理ソフトで管理しているデータも、WebSAM CMDBで管理できる。現時点では、日本ヒューレットパッカードの「OpenView」、当初は日立製作所の「JP1」、マイクロソフトの「Microsoft Operations Manager」に対応。日本IBMや富士通の運用管理ソフトにも2006年度中に対応する予定だ。「複雑化を増すシステムの運用管理を効率化するには、データの一元管理が必要不可欠。WebSAMが運用管理のハブ(中核)となれるようにしていく」と、池田治巳ミドルウェア事業部長は話す。

 WebSAM Ver.6の価格は、SystemManagerが138万円から、NetvisorProが70万円から、iStorageManagerが30万円から。このほか、ジョブ管理用の「JobCenter」が20万円から、IT資産管理用の「AssetSuite」が10万円から、大企業向け業務管理用の「MCOperations」が230万円から、中堅中小企業向け業務管理用の「System Navigator」が86万2800円から。動作OSはWindowsとHP-UX。LinuxとSolarisへの対応も検討していくという。NECは今後3年間で、合計2万システムの出荷を見込む。