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 NECマグナスコミュニケーションズは11月15日,企業のPBX(構内交換機)でウィルコムのPHSを利用した発着信を可能にする製品「音声定額 on PBX」を発表した。ウィルコムは,1台当たり月額2200円で同社のPHS同士がかけ放題となる音声定額サービス「ウィルコム定額プラン」を提供している(10台以上契約した場合)。この適用範囲をPBXを介した通話にまで広げることで,会社や顧客との通話コスト削減を期待できる。

 音声定額 on PBXは,PHSの子機に相当する機能を搭載した装置「VoiceWay」,ウィルコムのPHS基地局,ISDN相当の回線(I'回線)で構成する。具体的には,PBXのアナログ(COT:Central Office Trunk)インタフェースにVoiceWayを接続。VoiceWayからPHS基地局を介して発着信する。PHS基地局は利用権を買い取る形になる。I'回線でウィルコムのバックボーンと接続する必要があるが,I'回線の月額費用はウィルコムが負担する。

 この仕組みによりPHS同士の通話だけでなく,会社からPHS,PHSから会社への通話も音声定額の対象となり,かけ放題になる。VoiceWayを設置した拠点間の内線通話に適用することも可能だ。同社の試算によると,100台の携帯電話を利用している企業が音声定額 on PBXでPHSに置き換えた場合,50%強の通話コスト削減が可能という(定額通話の回数は1人1日6回で計算)。

 設置工事費を含んだ価格は,PHS基地局が1台(I'回線が1本)とVoiceWayが2台の「2ライン・パック」が280万円。PHS基地局が1台(I'回線が2本)とVoiceWayが4台の「4ライン・パック」は310万円(いずれも税別)。今後2年間で2000セットの販売を見込む。