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ゆらぎ通信を使った実験機のデモ
ゆらぎ通信を使った実験機のデモ
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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は11月17日,人間の嗅覚に訴える「香り通信」に続く感性コミュニケーション技術として,脈拍を測って人の精神状態を鑑定する「ゆらぎ通信」を発表した。関西学院大学の雄山真弓教授の研究室と産学共同で開発した。

 ゆらぎ通信は,指の脈波を測定し外部環境変化への適応力などを判定するもの。具体的には,パソコンにUSB接続した専用の脈波測定装置で指先の血管を流れる血液の脈波を測定し,データをインターネット上にあるサーバーで処理。波形のゆらぎに含まれる情報を数値化して,「緊張状態にある」「集中力が高い」など外部環境の変化に対する適応力を12段階で診断するというもの。

 この技術を使った具体的なサービスとしては,相性診断サービスや,診断結果に応じてリラックスする音楽が流れるようなサービスなどを想定しているという。専用装置の価格やサービスの提供時期などは未定だが,「香り通信よりも安くしたい」(コンシューマ&オフィス事業部 営業推進部IP販売推進担当課長の境野哲氏)としている。

 NTTコムはまた,香り通信の今後のビジネス展開についても説明した。「現状の香り発生装置は7万3500円と高くなかなか手が出しにくかった」(コンシューマ&オフィス事業部 営業推進部IP販売推進担当課長代理の濱田俊一氏)として,今年度中には半額以下の廉価版を販売する計画を発表した。このほか,実用化については未定としながらも,Webサイトで香りレシピを配信する広告ビジネスや,スーパーなどの食品売り場で食品のパッケージの中の香りを配信するビジネスなど,新しい香り通信の利用方法についても紹介した。