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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は12月上旬から、IPv6によるインターネット接続サービス「OCN IPv6」を開始する。同社の個人向けインターネット接続サービス「OCN」のオプションとして、月額315円で提供する予定だ。

 IPv6は、インターネット・プロトコル(IP)の次期バージョン。現在のインターネットでは、32ビットのアドレスを持つIPv4が利用されている。IPv6はアドレス空間を128ビットに広げるほか、経路情報を集約することでルーター側の負荷を軽減。これにより、IPアドレス不足の解消と同時に、ルーティングの高速化を図っている。

 OCN IPv6を利用するユーザーは、NTTコムが提供する接続ソフトウエアを使って、IPv6のIPアドレスを取得する。固定IPアドレスと非固定IPアドレスを1セッションずつ、計2セッション分を利用できる。IPv4も併用可能で、接続ソフトを使わない場合は32ビットのIPアドレスを取得する。

 同社はこのサービスの用途として、ネットワーク・カメラを遠隔から操作したり、外出先から自宅のファイルにアクセスすることなどを想定している。「IPv6対応のネットワーク機器はまだ少ないが、今後多く登場するはず。IPv6の普及は目前に迫っていると言えるのではないか。3年間で10万ユーザーの獲得を目指す」と、OCNサービス部バリュー開発グループの鈴木聡介担当課長は話す。

 ただし、カメラの遠隔操作といった用途では、IPv6対応のルーターが必要になる。ネットワーク機器ベンダーのコレガが、同接続サービス向けのルーターを来春に出荷する予定という。「ルーターに複雑な設定を施さなくても使えるのも利点」(鈴木担当課長)。コレガのほかにも、「これから多くのネットワーク機器ベンダーと話し合いをしていく。このサービスをネットワーク・カメラなどと提供できる体制を整えていきたい」(同)。