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 マイライン事業者協議会は,10月末における契約回線数を発表した。マイラインはユーザーが通話する際に利用する電話会社を固定するサービス。これによると,NTTコミュニケーションズ(NTTコム)が昨年12月に始めた「プラチナ・ライン」が依然として多くの契約者を集めている。

 NTTコムは10月中に市内区分で19万回線を集め,合計で313万4000回線となった。登録数全体の4550万8000に占めるシェアは6.9%。NTTコムがプラチナ・ラインを始める直前まで,同社の市内登録数には大きな動きはなく,2004年11月まで合計30万台の回線数で推移していた。

 プラチナ・ラインは,「市内」,「県内市外」,「県外」,「国際」の全4区分をNTTコムと一括契約することで,電話料金を割り引くサービス。NTTコムが従来本腰を入れていなかった,「市内」と「県内市外」でも契約数を大幅に伸ばしている。結果として,NTT東西地域会社が専念している「市内」,「県内市外」は,プラチナ・ラインの躍進が大きく影響したと見られ毎月20万回線近くの契約が切り崩されている。

 ただし,東西NTTの契約減もNTTグループ全体で見れば,電話事業について最適の戦略と見ることができる。日本テレコムの「おとくライン」やKDDIの「メタルプラス」といった直収電話も,「市内」,「県内市外」,「県外」,「国際」の全4区分を契約するサービス。こうした新電電のサービスに顧客を奪われるよりも,NTTコムで食い止めていくというグループ戦略だ。