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 ウィルコムは11月29日,現在より高速な通信を可能にする「次世代PHSシステム」を実現するための実験局用予備免許を取得したと発表した。12月中にもウィルコム本社のある東京・虎ノ門周辺で実験を開始する。総務省が無線ブロードバンド用に開放する予定の2.5GHz帯の取得に向けた動きと見られる。

 実験期間は1年間の予定で,伝搬距離やスループットなどの電波伝搬特性を評価する。「数Mビット/秒以上の通信速度が期待できるはず」(ウィルコム)。この実験で得たデータを基にシステムの改良を進め,将来は20M~30Mビット/秒を目指す。

 実験で利用する周波数は2.3GHz帯の5MHz幅。これを1チャネルに割り当てて利用する。多元接続方式にOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)を利用するなど技術的にはWiMAXと似ているが,「WiMAXとの互換性はない」(ウィルコム)。

 なお実験に利用する機器は,WiMAX機器などを手掛ける米アダプティクスと共同開発した