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日本HP執行役員エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長の松本芳武氏
日本HP執行役員エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長の松本芳武氏
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2005年12月8日から,米Novellが開発したLinuxディストリビューション「Novell SUSE Linux Enterprise Server 9」のサポートを始める。対象となるIAサーバー機はIntel XeonやAMD Opteronを搭載する同社製ブレード・サーバーとProLiantシリーズ。価格は,保守サポート・サービスを含んで15万7800円(税抜)から。

 従来,日本ヒューレット・パッカードが自社でサポートしていたLinuxは,米Red Hatが開発した「Red Hat Enterprise Linux」に限られていた。今回,HP-UX,Windows,Red Hat Linuxに加え,新たにSUSE Linuxをサポート対象に加えた。まずはXeon搭載機など,分散処理を目的としたエントリ機でサポートを開始する。Red HatをサポートしているItanium2搭載の大規模SMP機でSUSEをサポートするかどうかは未定。

 今回SUSE LinuxをサポートOSに加えた理由は「Red Hatに次ぐシェアの高さ」(日本HP執行役員エンタープライズストレージ・サーバ統括本部長の松本芳武氏)。SUSEのサポートにより,顧客の需要を広くカバーするのが狙い。同社によれば,SUSE Linuxは特に,欧州でのシェアと米国での金融グリッド分野でのシェアが高い。

 同社は2005年9月,米国金融機関では主流となった金融グリッドを国内で推し進める目的で検証施設「金融グリッドセンター」を本社内に開設済み。加Platform Computingの分散処理ソフト「Platform Symphony」など,各種のソフトを使った検証が可能である。今回新たに,SUSE Linuxの供給元であるノベルと共同でSUSE Linuxを使ったグリッド・コンピューティングの検証チームを設置する。

 SUSE Linuxサポートに合わせ,オープンソースとLinuxを推進する戦術として日本HPは,2005年7月から開発支援と保守サポートを実施しているオープンソースのEJBコンテナ「JBoss Application Server」の保守サービス「Bossアプリケーションサーバ製品保守サービス」を約45%値下げする。これにより,SUSE Linuxを含む全OSを対象としたJBossのサポート料を,1サーバー当たり従来の96万円(税抜)から54万円(税抜)とした。