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 エッチ・アイ・ティー(HIT)は12月1日、Itanium2を搭載した低価格の科学技術計算向けコンピュータ「BladePeaks」を発表した。Itaniumを2個を搭載したブレードを最大で4枚まで接続して利用できる。HTは、単にハードを販売するだけでなく、ジョブ管理システム/開発環境を含めたシステムのパッケージング、科学技術計算向けのシステムチューニング、サポートサービスなども提供する。

 同社の清水正人社長は、「当社がエンタープライズ・ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)と呼ぶ、衝突解析や流体解析などの分野でコンピュータを使いたいという企業は存在する。大学や研究機関におけるニーズもある。BladePeaksはこれらの用途に最適化した」と語る。「一般のIAサーバーに8個のプロセサを搭載し、BladePeaksとほぼ同等の性能を持ったシステムを作ろうとすれば、1億円を超すことも珍しくはない。従来の製品に比べれば価格を4分の1程度に抑えることが可能だ」(清水社長)。

 さらに同社の英憲悦会長はBladePeaksについて、「HPCのコンピュータでパフォーマンスのボトルネックになるのはプロセサの性能ではなくメモリーの帯域。BladePeaksのフロントサイドバスは667MHzで、競合他社の製品の1.5倍。それにどのメモリーも1対1で通信できるので、他社の製品よりもデータ転送が遅延しにくい」と話す。

 BladePeaksの価格は280万(1.5GHzのプロセサを1個、メモリー2ギガバイトの場合)~3800万円(1.66GHzのプロセサを8個、128ギガバイトのメモリーを搭載)。2006年第1四半期に出荷を開始する、年間の販売目標は30台。販売はナラサキ産業が手がける。