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 電通は2005年11月28日に,インターネット上でテレビ番組などの映像コンテンツを配信する新会社を,民放キー局5社と共同で設立する検討を開始したと発表した。新会社では,民放キー局各社が提供している番組のVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスなどをベースに,映像配信のポータルサイトを開設して無料配信を視野に入れたパソコン向け映像配信サービスなどを提供する方針だ。電通は新会社の設立時期を「現時点で未定」としているが,民放キー局側の合意が得られれば,2006年春にも事業化したい考えのようだ。

 電通は新会社の設立によって,民放キー局5社の協力を得て映像配信のポータルサイトを構築し,このサイト向けの動画CMの企画や販売を通じてインターネット向け広告事業の拡大を目指す。同社は2005年12月1日に,インターネット向けの動画CMの企画や販売を手がける専門チームを設置し,新会社の事業を支援するための体制を整えた。電通はスポンサー企業からの広告料を確保し,新会社による無料の映像配信の実現を目指す。

 パソコン向けの無料映像配信という観点では,既にUSENやマイクロソフトがサービスを提供している。例えばUSENが提供する「GyaO」は,サービス開始から7カ月余りで視聴登録者が460万人に増えている。電通と民放5社はそれぞれの強みを生かし,USENやマイクロソフトなどを追撃する格好になる(詳細は日経ニューメディア2005年12月5日号に掲載)。