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 チケットのオンライン販売を手がけるローソンチケットのWebサイトが、12月5日正午に復旧する。10月24日に閉鎖してから、実に42日ぶりの稼働となる。同社によれば、原因はNECのWebコンテンツ変換ソフト「MobilenetServer/WEB」の不具合。長期にわたってサイトを停止した事態を招いたとして、同社は代表取締役2人の給与を3カ月間10%カットすると発表した。

 ローソンチケットがWebサイトを閉鎖したのは、10月24日17時のこと(関連記事)。9月30日以降、会員に別の会員の個人情報を記載したWebページを誤って表示するという事件が4件発生したのが理由だ。同時に、JCBがローソンチケットに運営を委託している「JCBオンラインチケットセンター」も閉鎖させた。

 同社はNECの協力を得て、Webサーバーやデータベースなどを一つひとつ調査。その結果、11月22日にMobilenetServer/WEBが原因であることを突き止めた。MobilenetServer/WEBに高負荷がかかると、ごくまれに、本来ユーザーに返信するべきWebページとは別のページを返す事象が発生したのである。この原因を究明するのに約1カ月を要したのは、「同じ現象がめったに発生しなかったから」(ローソンチケット)だという。

 MobilenetServer/WEBは、Webサイトにアクセスするユーザーの端末を調べて、それに合わせてWebページを変換するサーバー・ソフトウエア。パソコン向けのWebページを携帯電話やPDA(携帯情報端末)向けに整形する。ローソンチケットは、携帯電話から利用するユーザー向けに2003年から利用していた。

 NECによれば、MobilenetServer/WEBは約300社が導入している。「今後、顧客に対して個別に連絡していく」(NEC)方針で、12月5日から同社Webサイトで修正版を配布する。ちなみに、この現象が発生するのはMobilenetServer/WEBのWindows版だけで、Linux版では発生しない。