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写真1●「高速認識テスト」の様子
写真1●「高速認識テスト」の様子
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写真2●「仕分け認識テスト」の様子
写真2●「仕分け認識テスト」の様子
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 日本ヒューレット・パッカードは12月6日、ICタグを利用した物流システムを構築するための実験施設「HP RFID Noisy ラボ・ジャパン」を公開した。ICタグを使って物流工程の効率化を図りたいというユーザー向けに、千葉県木更津市に実験設備を開設。ユーザーは、本格的な実験に着手する前の検証作業や、機器選定のための実験を行える。

 Noisy ラボ・ジャパンで実施できるテストは、四つある。一つ目は、ベルトコンベアで流れる商品に張り付けたタグの情報を読み取る「高速認識テスト」(写真1)。商品が流れる速度は、最高150メートル/分まで上げることが可能だ。日本HPマーケティング統括部の三宅 信一郎氏は、「米ウォルマート・ストアーズのベルトコンベアは最高180メートル/分と言われているが、国内で150メートル/分は、かなり速い方。ほとんどのユーザー企業に対応できるはず」と説明する。

 二つ目が、パレット上の商品にラップをかける際に商品のICタグ情報を読み取る「個品積付け認識向上テスト」。ラップを巻きながらパレットごと回転させ、あらゆる角度からICタグ情報を読むことで読み取り精度を高める、などの実験ができる。

 三つ目が、フォークリフトで運ぶ商品のICタグ情報をゲート型のアンテナを使って一括で読み取る「入荷一括読取りテスト」。四つ目は、コンベア上を流れる商品のICタグ情報の内容に応じて商品を仕分ける「仕分け認識テスト」である(写真2)。コンベアの制御機器と連携させて実験する。

 実は、日本HPがNoisy ラボ・ジャパンを設けることを発表したのは、今年の3月。「約200人が木更津まで見学に訪れた」(日本HPの三宅氏)。ただ、4月に電波法が改正されてUHF帯に対応したICタグが国内で利用できるようになり、Noisy ラボ・ジャパンでも対応を進めていたため、正式にサービスを提供するのは12月6日になった。運営には日本HPのほかに、アイデックコントロールズ、スリーク、トーヨーカネツソリューションズが携わる。