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シン・クライアント端末として利用する指静脈認証装置内蔵のノート・パソコン「FLORA Se210」
シン・クライアント端末として利用する指静脈認証装置内蔵のノート・パソコン「FLORA Se210」
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 日立製作所は12月8日,同社のシン・クライアント戦略「セキュアクライアントソリューション」を強化すると発表した。シン・クライアントの導入や運用管理を支援するソフトを投入する。具体的には,(1)ブレードPCの保守・運用管理の強化するソフト「ブレードPCコントロール for FLORA bd100」,(2)既存パソコンをシン・クライアント化するソフト「既存PC活用ソフトウェアパッケージ」の二つ。

 (1)は,ブレードが故障した際に,エンドユーザーが接続するブレードを切り替えることで業務を継続できる仕組みを提供する。これまで,ブレードの障害時は管理者が接続先を手動で切り替える必要があった。また,空いているブレードを複数のユーザーに動的に割り当てる仕組みを搭載した。ユーザー数分のブレードを用意せずに済み,初期コストを抑えられる。このほか,エンドユーザー自身がブレードの電源のオン/オフ/リセットを制御できる機能なども追加した。

 (2)は,既存パソコンのOSを初期状態に戻した上で,KeyMobileと呼ぶ同社のUSB認証キーを接続しなければログオンできない状態にセットアップする。接続ソフト「JP1/NETM/DM Client」のインストールなども自動的に行う。ただし,対象OSはWindows XP Professional SP2のみで,同ソフトを実行する前に既存パソコンにあるデータをブレード側に退避しておく必要がある。

 価格は,ブレードPCコントロール for FLORA bd100が31万5000円から。既存PC活用ソフトウェアパッケージはパソコン1台当たり3万240円。いずれも12月28日から出荷開始する。

 発表会の冒頭で,情報・通信グループ長&CEOの古川一夫・執行役副社長が事業の好調ぶりをアピールした。「すごい手応えを感じている。シン・クライアントのシェアではダントツの位置にいると自負している。このまま業界のトップ・シェアを維持していきたい」と抱負を語った。2005年度中に3万台,100億円としていた当初の事業目標を,その倍に当たる5万台,200億円に上方修正した。