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 製造業特化のERPパッケージ(統合業務パッケージ)「MFG/PRO」する米QADは、日本の自動車部品業界に販売攻勢をかける。MFG/PROが持つ「TPS(トヨタ生産方式)機能」や「JIT(ジャスト・イン・タイム)機能」を積極的に売り込んでいく。米QADの日本法人QADジャパン・インクのアレキサンダー・ヴァン・アイク社長は、「自動車部品業界に詳しい社員を増やし、積極的に日本市場に進出する」と話す。

 米QADのパム・ロプカー会長(写真)によれば、同社のTPS機能は、「米国の技術者が日本のTPS実践企業にまで出向き、4年をかけて開発したもの。実際に生産現場を見ることでTPSを実践するための『現場の知恵』も組み込んだ」という。

 自動車部品業界には、独SAPや米オラクルのように、機能が豊富な生産管理パッケージを持つベンダーも参入済み。この点についてロプカー会長は、「SAPやオラクルにとって製造業は数ある対象業務の一部。製造業向けの技術者も抱えているだろうが、製造業に必要な機能のすべてを取り込んではいないだろう。当社は25年間、全技術者が製造業向け機能の開発に当たっている。製造業が求める機能は、顧客企業と話し合いながら取り込んでいる点が彼らとは異なる」と強調する。

 ロプカー会長は、「業種特化型パッケージのほうが、導入期間と導入コストが安くなる」とも主張する。「業種特有の業務でもカバーできる場合が多いからだ。パッケージの機能が自社に合えば、それだけ開発期間も開発にかかわる人数も削減できる」(同)。米QADの顧客の中には、ある一つの工場の生産管理システムを1週間で導入した企業があるという。