住生コンピューターサービス(SLCS)は12月15日、コールセンター構築サービス「ALIVIO-IC」の提供を開始した。SAPジャパンのCRM(顧客関係管理)ソフト「mySAP CRM」と、同社が開発したテンプレートを利用して、10~30席の小規模なコールセンターを構築する。特徴は、「mySAP CRMを利用して構築する同様のサービスと比較して、価格を半分以下に抑えたこと」と、SLCS ビジネスソリューション事業本部の村嶋義隆CRM事業部長は強調する。

 ALIVIO-ICはテンプレート、ハードウエア、構築費用を合わせて1700万円から(mySAP CRMのライセンス費用は含まない)である。mySAP CRMのライセンス費用は10席の場合、400万円程度。ALIVIO-ICとmySAP CRMのライセンス費用を合わせると2100万円になる。村嶋事業部長は、「通常、小規模なコールセンターを構築する場合、ユーザー企業の予算の上限は3000万円だ。テンプレートを利用すれば予算の範囲内でコールセンターをつくることができる」と話す。

 SLCSは価格を抑えるため、テンプレートの開発にmySAP CRMの設定作業を効率化するツール「SAP Best Practices(BP)」を利用した。SAP BPは、「キャンペーン分析」や「問い合わせ履歴登録」といった業務の項目を選択するだけで、mySAP CRMのパラメータを自動的に設定できる。SAPジャパンがパートナ向けに無償で提供しているもの。SLCSは日本で初めて、SAP BPを利用して、テンプレートを開発した。

 CRM事業部の渡辺貴之統括マネージャーは、「テンプレートで実現した機能のうち、70%の機能にSAP BPを使った。自社で開発する工数が減ったため、開発費用を安く抑えられた」と説明する。村嶋事業部長は、「2006年末までに、10社の導入実績を作りたい」と意気込みを語る。