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Scalar i500インテリジェント・ライブラリ
Scalar i500インテリジェント・ライブラリ
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米ADIC販売&マーケティング担当副社長のScott A.Roza氏
米ADIC販売&マーケティング担当副社長のScott A.Roza氏
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 東京エレクトロンは2005年12月20日,モジュール型の構成を採ることでサイジング(容量設計)を容易にしたミッドレンジ向けテープ・ライブラリ「Scalar i500インテリジェント・ライブラリ」を出荷する。価格は,LTOドライブ2台を含むコントローラ部のきょう体1台の最小構成時に498万円(税抜)。国内販売目標は初年度20億円。開発会社は米Advanced Digital Information(ADIC)。

 特徴は3つある。(1)スケール・アップできる点と,(2)パーティショニングできる点と,(3)CoD(キャパシティ・オン・デマンド)の販売形態を採れる点である。i500を開発した背景には,米ADICが顧客に対して実施したアンケートで「データ量の増加にどうすれば対処できるのかといった拡張性に関する質問が多かった」(米ADIC販売&マーケティング担当副社長のScott A.Roza氏)という状況がある。「従来のやり方では顧客の需要には応えられない」(同氏)ことが分かった。

 (1)Scalar i500は,1基のコントローラ部きょう体に対して,最大で4基までの拡張モジュールきょう体を接続することで,ドライブとテープを拡張可能なテープ・ライブラリである。モジュールをつなぐと,棚からドライブにテープを運ぶロボット制御機構も合体する。つまり,単一のテープ・ライブラリをスケール・アップして,ドライブ数とテープ数を増やす拡張が可能になる。

 (2)スケール・アップできる一方で,1台のテープ・ライブラリを複数のパーティションに分割して運用する“ライブラリ統合”も可能である。複数台のテープ・ライブラリを1つのきょう体に統合することにより,ハードウエア・コストを削減できるとともに,運用管理負荷が減る。(3)あらかじめ余剰なハードウエアを納入しておき,扱うデータ量の増加に応じてライセンスを追加購入する販売形態も採れる。

 テープ・ライブラリのコストの多くを占める要素はロボット制御部などのコントローラ部である。このため,複数台のテープ・ライブラリを独立して動作させる運用を避けるのが一般的だ。つまり,分散処理をブレード・サーバーに任せているサーバー機の世界とは異なる。一方で,スケール・アップやパーティショニングの考え方は,SMP機の世界と共通である。

 拡張可能な単位は以下の通り。コントローラきょう体は高さ5Uで,ドライブ2台,テープ36本まで収容する。拡張用のモジュールきょう体は高さ9Uで,4ドライブ,テープ92本まで収容する。最小構成となるコントローラきょう体に対して,モジュールきょう体を最小で0台,最大で4基まで接続可能である。例えば,4基のモジュールきょう体をつないだ場合は,ドライブ18台,テープ404本まで収容できる。