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写真1 東京・有楽町で開幕したNTTグループ コミュニケーションEXPO
写真1 東京・有楽町で開幕したNTTグループ コミュニケーションEXPO
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写真2 NTTグループ コミュニケーションEXPOで講演するNTT持ち株会社の和田紀夫社長
写真2 NTTグループ コミュニケーションEXPOで講演するNTT持ち株会社の和田紀夫社長
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写真3 NTTグループ コミュニケーションEXPOの通信の歴史を紹介するコーナー
写真3 NTTグループ コミュニケーションEXPOの通信の歴史を紹介するコーナー
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 NTTグループは12月20日,民営化20周年を記念したイベント「NTTグループ コミュニケーションEXPO」を開催した(写真1)。NTTグループの新サービスを体験できるよう,大々的な展示を行っている。

 20日午後の基調講演には,NTT持ち株会社の和田紀夫社長が登壇。「おかげさまで,民営化20周年を迎えることができた」とあいさつし,現在のNTTや通信業界を取り巻く状況,通信サービスを利用した近未来の社会像について説明した(写真2)。

 講演の中で和田社長は,2006年度下期から構築が始まる次世代ネットワークについて,「セキュリティを保ったうえで他の通信事業者やインターネット接続事業者と相互接続していく。オープンなネットワークであり,インタフェースを開示していく。関係する皆様のご協力をぜひともお願いしたい」とコメント。次世代網のオープン性をアピールし,KDDIなど競合事業者が主張し始めている「次世代網によるNTT独占」をやんわりとけん制した。

 また和田社長は,通信と放送の融合についても言及した。「著作権や(通信業界と)放送業界との協力関係をどうするのか。技術的に可能であり,顧客も望んでいるのであれば,早晩解決するのではないか」と融合サービスに楽観的な見通しを示した。ただし,具体的なNTTのサービス像については,「当面は放送事業者との連携で,光ファイバを利用した多チャンネル・サービス,ワンセグ(携帯向け地上デジタル放送)に関連したサービスを提供していきたい」として,従来の説明から踏み出すことはなかった。

 なお,光ファイバのインフラ面では「政府が環境の整備を進めている,(放送波の)IP技術による再送信ではNTTグループの光インフラの価値が向上する。総務省の調査研究に積極的に参加したい」として,地上デジタル放送の普及に向けて光ファイバを提供する考えを改めて強調した。

 NTTグループ コミュニケーションEXPOは,東京・有楽町の東京国際フォーラムで22日まで開催する。会場では「集う」,「暮らす」,「学ぶ」,「感じる」の4テーマで新サービスや将来サービスを展示しているほか,通信の歴史を紹介するコーナーもある(写真3)。なお,同EXPOに参加するには,NTTのWebサイトでの事前登録が必要。21日はNTT東日本とNTTコミュニケーションズ,22日はNTTドコモとNTTデータ,それぞれの社長が講演を予定している。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション