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 CDMA(符号分割多元接続)関連技術で多くの知的所有権を持つ米QUALCOMMが,CDMAを使う第3世代移動通信(3G)システムに特化した移動通信技術の普及戦略を見直し,OFDMA(直交周波数分割多元接続)技術をベースとする新方式との2本立てで普及を目指す戦略に転換した。同社は2005年11月に開催された新しい無線ブロードバンド(高速大容量)方式「IEEE802.20」の標準化会合において,OFDMAなどを使う下り(基地局から端末の方向)の最大伝送速度が130Mb/sの無線アクセス方式「QTDD」の採用を提案した。これは米Intelが中心となって推進している無線MAN(メトロポリタン・エリア・ネットワーク)方式「IEEE802.16e」と真っ向から競合する方式である。QUALCOMMは,「わが社の方式が802.16e方式の能力を上回ることはほぼ確実」としており,QTDD提案の完成度の高さを認める他社の標準化関係者もいる(詳細は日経ニューメディア2006年1月9日号に掲載)。