PR
表●株式を上場しているソリューションプロバイダ114 社の2005年9月中間期決算
表●株式を上場しているソリューションプロバイダ114 社の2005年9月中間期決算
[画像のクリックで拡大表示]

 まだら模様ながら,業界全体としては薄明かりが見え始めた---。2005年のIT業界の景気動向をひとことでまとめると,このようになるだろう。IT業界に属する企業の多くがここ数年の足踏み状態から脱して,ようやく業績回復に向けて歩を進めようとしている。

 個々の企業を見ると,不採算事業や失敗プロジェクトの影響を受けて巨額の赤字を計上したところもある。しかし,景気回復を背景とする着実な需要増のおかげで2004年を上回る業績を達成する企業が増えている。

【短期集中レポート】ソリューションプロバイダの2005年9月中間期決算分析(上)
大手は足踏みも中堅が伸張,“戦略的失注”が利益改善に
(12月15日)
短期集中レポート】ソリューションプロバイダの2005年9月中間期決算分析(下)
利益率でも中堅が健闘,通期売上高は回復基調
(12月20日)

富士通の中間決算,SI事業の収益改善で増収を確保(10月27日)
NEC,中間決算は減収減益もITソリューション事業は増収(10月27日)
日立の中間決算,HDDの赤字は通期で360億円に拡大の見通し(10月31日)

NTTデータの中間決算は増収増益,買収したシステム子会社が寄与(11月1日)
JBCCの中間決算は減収増益(11月9日)
TIS不採算案件で中間営業利益が半減,拡大路線でぶつかった最大の試練(11月30日)
日本オラクルの中間期,ネット証券のシステム増強で増収増益(12月22日)

 米国でも2005年はIT関連企業の多くが,経済全体の成長を背景に好決算を上げた年だった。その一方で,相変わらず大型のM&Aが相次いだ。ソフト業界では米Adobeが米Macromediaを,米Oracleが米Siebel Systemsを買収。通信業界でも1984年のAT&T分割で誕生した米SBCコミュニケーションズが“親”であるAT&Tを買収するなど,業界再編に向けたさらなる動きが活発化している。

米IntelのQ4業績見通し,売上高予測の上限を下方修正(12月9日)
「米国IT業界は不況期から回復し,健全に成長」,米Forresterの調査(12月14日) ・米Adobeが決算発表,増収増益で過去最高の売上高(12月17日)
米Red Hatの2005年9~11月期決算は増収増益,サブスクリプション販売とROIが好調(12月23日)
米3Comの2005年9~11月期決算は前年同期比22%増収(12月23日)

日本とは逆?米国で既存メディアによるインターネット企業の買収が相次ぐ(4月8日)
米Sprintと米Nextelの合併を米連邦通信委員会が承認(8月5日)
米Oracleが米Siebelを58億5000万ドルで買収,「世界最大のCRMベンダーに」(9月13日)
米eBayがルクセンブルグSkypeを買収へ,取引総額は最大約41億ドル(9月13日)
米Verizon/MCIと米SBC/AT&Tの合併,米司法省に続きFCCも承認(11月1日)
米Adobeによる米Macromedia買収,12月3日に取引完了へ(12月5日)

 人事では,米Hewlett Packardのカーリー・フィオリーナ会長兼CEO,マイクロソフト日本法人の古川享最高技術責任者などの退任が話題となった。

米HPから追い出されたフィオリーナ氏(2月10日)
HPフィオリーナ解任で企業分割するのか企業事業売却なら日本メーカーの出番も(3月30日)
米HP,新CEO兼社長に米NCR CEOのMark Hurd氏を任命(3月30日)

【解説】マイクロソフト古川享氏退任の2つの意味(6月10日)
【緊急インタビュー】「マイクロソフトを卒業して,コンピューティングの未来に人をつなぎます」--古川 享 氏(6月10日)

日立新社長に情報・通信の古川氏が就任へ庄山氏は会長,“二人三脚”体制に(12月15日)
【速報】日立の社長交代,古川副社長が4月に社長就任へ,庄山社長は会長に(12月15日)
日立新社長は情報通信畑出身の古川副社長,庄山社長は会長へ(12月15日)
日立の古川氏,社長就任後も改革・挑戦を貫く(12月15日)

米Time Warner,新社長兼COOにJeff Bewkes氏(12月23日)