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写真1 米Yahoo!のTerry Semel会長兼CEO。
写真1 米Yahoo!のTerry Semel会長兼CEO。
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写真2 Yahoo! Goのロゴ。
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写真3 Yahoo! Go DesktopのYahoo! WIDGETSを起動したところ。左下のアプリケーションは動画再生アプリケーションだが,再生中にニュースのアラート(親指)が表示された。
写真3 Yahoo! Go DesktopのYahoo! WIDGETSを起動したところ。左下のアプリケーションは動画再生アプリケーションだが,再生中にニュースのアラート(親指)が表示された。
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写真4 Yahoo! Go Mobileで「Pizza」と検索したところ,Las Vegasにあるピザ店がヒットされた。地図も同時に表示できる。
写真4 Yahoo! Go Mobileで「Pizza」と検索したところ,Las Vegasにあるピザ店がヒットされた。地図も同時に表示できる。
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写真5 Yahoo! Go TVのデモの様子。
写真5 Yahoo! Go TVのデモの様子。
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写真6 やること(デモ)がなくなってしまったTom Cruiseさん。
写真6 やること(デモ)がなくなってしまったTom Cruiseさん。
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 米Yahoo!は2006年1月6日(米国時間),「2006 International CES」で基調講演を実施し,パソコン,携帯電話,TVで同一のサービスを利用できる「Yahoo! Go」を発表した。米Yahoo!のTerry Semel会長兼CEOは「ユーザーはパソコンの前でも外出先でもテレビの前でも,どこでも同一のサービスを体験できるようになる」と述べた(写真1)。Yahoo! Goは,WindowsマシンやMac,米AT&Tの携帯電話機,米Intelの提唱するViivメディア・パソコンで利用できる。

 Semel会長は,「現在Yahoo!では,4億人がサービスを利用している。彼らにとってYahoo!は生活のセントラル・スペースだ」と強調した。しかし現在,サービスのほとんどは,パソコン上のWebブラウザから利用されている。Yahoo! Goは,サービスをどこででも利用できるようにするもので,「ユーザーには端末間でシームレスなエクスペリエンスを提供できる」(Semel会長)と主張した(写真2)。

 Yahoo! Goは,電子メールやスケジュール,連絡先,デジカメ写真,ハードディスク・レコーダ「Tivo」の番組予約---などのユーザー・データをYahoo!のサーバーに保存し,それらのデータをインターネット経由でどのデバイスからでも利用可能にするサービスである。発想自体は目新しいものではない。ただし今回の基調講演では,Yahoo!のサービスを利用するのに,極力Webブラウザを使用しなかったことが印象的だった。

ミニ・アプリケーションの「WIDGETS」をYahoo!が開発


 パソコンで利用する「Yahoo! Go Desktop」では,「Yahoo! WIDGETS(ウィジッツ)」と呼ばれるミニ・アプリケーション上で,電子メールやスケジュールを利用する。WIDGETSは,Yahoo!が買収した米Pixoriaの「Konfabulator」がベースになっている。いわゆるクライアント・サーバー型の軽量アプリケーションだ。WIDGETSを使用するためには,「Yahoo! WIDGET ENGINE 3.0」というプログラムをインストールする必要がある。

 基調講演では,Yahoo!のスケジュールを利用するWIDGETSのほか,検索サービスを利用するWIDGETS,動画を再生するWIDGETSなどが披露された。動画再生中にスケジュールされた予定の時刻が近付くと,動画再生のWIDGETSにユーザーへのアラートが表示された(写真3)。

 携帯電話機には「Yahoo! Go Mobile」を提供する。電子メールやスケジュールが利用できるだけでなく,カメラ付き携帯電話機で撮影した写真を共有アルバム・サービスに投稿したり,携帯電話機で他のユーザーのアルバムを閲覧したりできる。「flickr」への投稿なども可能である。

 Yahoo! Go Mobileは,ユーザーの所在を携帯電話機の基地局情報などから把握して,ユーザーのロケーションと連動したサービスが提供する。基調講演のデモでは,Yahoo! Go Mobileの検索サービスで「Pizza」と検索するだけで,講演会場のLas Vegas Hilton近くのピザ店を探し出し,周辺地図を表示してみせた(写真4)。

 Yahoo! Go Mobileが利用できる携帯電話は,キャリアが米AT&T,端末メーカーはNokiaとMotorolaである。

TV上でのデモは大失敗


 テレビ向けには「Yahoo! Go TV」が提供される。これは,米Intelのエンターテイメント・パソコン規格「Viiv」のパソコンを使ったサービスになる。Windows Media Center Editionのようなインタフェース(Webブラウザではない)から,インターネット上のビデオや写真(商用サービス以外のものも含まれる)を表示したりできる(写真5)。もっとも,基調講演のデモ中,ネットワークに障害が発生してしまい,Yahoo! Go TVのオンライン・サービスはほとんどデモされなかった。Semel会長は冒頭から「なぜYahoo!が家電の展示会で基調講演を行うのか説明したい」と意気込んでいただけに,最悪の形で失敗したといえるだろう。

 本来であれば,「Movie」のコーナーからYahoo!のサーバーにある映画の予告編のライブラリにアクセスし,「Mission Impossible 3」の予告編を表示したかったはず。デモの失敗後に登場した主演俳優のTom Cruise氏も苦笑いだった(写真6)。

 Yahoo! Goに関しては,すでに米国版のページが立ち上がっている(http://go.connect.yahoo.com/go/home/)が,日本版に関しては発表されていない。