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 新生アドビ システムズが日本でも本格的に動き出した。同社は1月10日、携帯端末・家電向けFlash開発ツールの新バージョン「Macromedeia Flash Lite 2」と「Macromedia Flash Player SDK 7」を発売すると発表した。世界的に普及が進む携帯端末などの市場を狙う足掛かりとする。同社がマクロメディアの買収を昨年12月5日に完了してから、初めての大型の新製品だ。

 今回のFlash新製品の発表会には、1月3日付けでアドビ日本法人の社長に就任したばかりのギャレット・イルグ氏も出席。企業向けミドルウエア・ベンダー大手の米BEAシステムズの上級副社長だったイルグ氏は、「エンタープライズ事業の強化が課題」(米アドビのブルース・チゼンCEO)とされる日本法人に、いわば助っ人として迎え入れられた格好。同氏は、Flashなどの製品についても、従来のようなクリエーティブ業界向けだけでなく、「企業システムなどを構築する有力なツールとして、さらに導入が進む」と話す。

 1999年から2002年まで日本BEAシステムズの社長を務めたこともあり、流暢に日本語を操るイルグ氏。日本でエンタープライズ分野に攻勢をかけるためには、パートナー戦略が重要との考えから、「大手パートナーと直接、コミュニケーションを図り、信頼関係を築いていく」と宣言した。