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 KDDIと沖縄セルラー電話は1月12日,「東京から大手町まで,15時出発」といった具合に駅名や地名,検索条件などを音声入力できる「声de入力」機能の提供を2月上旬に始めると発表した。サービス開始に合わせて,声de入力対応のau携帯電話機を3モデル投入。対応サービスの第1弾として,歩行者向けの道案内サービス「EZナビウォーク」内に,「声で目的地検索」と「声で乗換検索」の2メニューを追加する。前者はパケット課金のみ,後者はパケット代に加えて24時間95円/月額210円/道路・鉄道の運行情報を取得できる月額315円のいずれかの有料登録が必要になる。

 声de入力の特徴は,携帯電話機と音声認識サーバーのパケット通信による連携で任意のキーワードの音声認識を実現したこと。携帯電話機は,音声の特徴(ベクトル・データ)を生成。パケット通信によってベクトル・データをKDDIが用意する音声認識サーバーに送信する。音声認識サーバーは,ベクトル・データに合致する単語を辞書から検索。携帯電話機に結果を返す。通話の音声をサーバー側で認識するサービスと比べて,携帯電話機のアプリケーションと密に連携できる。

 同機能は,KDDI研究所が2004年1月に開発。繁華街など雑音の多い屋外で実用的な認識精度を確保する工夫を盛り込み,サービス開始にこぎ着けた。具体的には,認識開始前に周辺雑音を測定してノイズを除去するモードと,ノイズを除去せず高速認識するモードの2モードを用意。携帯電話機側で自動的にモードを切り替えることで,誤認識を抑えつつ無駄な処理を省いた。

 なお,2月以降に発売するEZナビウォーク対応機種は,声de入力機能が標準搭載となる。声de入力を利用したサービスの追加やサードパーティが声de入力を利用できるインタフェースの公開についても,順次検討するという。

(高橋 秀和=日経コミュニケーション