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 SRAは、複数のオープンソースソフトウエア(OSS)をあらかじめセットにしたソフト製品を、第1四半期中にも日米で投入する。製品化するのはOSから上位レイヤーまでのソフトを組み合わせた「スタック」と呼ぶもので、利用者にとっては一元的なサポートを受けられるメリットがある。

 SRAは、OSSのPostgreSQLをベースに開発したデータベース(DB)ソフト「PowerGres」を販売するほか、OSSを使ったSIビジネスにも取り組んでいる。ただ現状では、有償パッケージを使ったビジネスと比較すると、顧客の期待が価格に集中し過ぎてしまうのが実情だ。OSSできちんと利益を確保できるビジネスモデルの確立が急務であり、今回のスタックはその方策の一つとして取り組む。

 具体的には、組み合わせでの動作を保証し、ユーザーサポートも一元的に提供することを付加価値に、スタックを有償で販売したり、SI案件で活用したりする。組み合わせるOSSは、OSにLinux、ミドルウエアにはWebサーバー用ソフトのApacheや、DBソフトのPowerGres、アプリケーションサーバーのTomcatなどを採用。開発環境にはスクリプト言語のPHPのほか、フレームワークにはStrutsやSpring、またDB操作のためのO/Rマッピングツールなどを組み合わせることを検討をしているという。

 最初の製品にアプリケーションは搭載しない。ただし、次期以降の製品でOSSのアプリケーションを組み合わせたり、顧客へのSIなどを通じて開発した業種・業務特化のシステムをセミパッケージ化する検討は進めている。

 SRAは、OSSで利益を確保する方策として、サービス提供型ビジネスにOSSを活用する取り組みも進めている。その第1弾が、子会社のアフリエイトアドが2005年秋に対応ソフトの配布を始めた個人向けWebサーバー構築システム「ほむぺ」。Webサーバー用ソフトを無料で提供する代わりに、そのソフトで構築したサーバー上に広告スペースを確保し、収入源とする。スタックとこのようなOSSを活用したサービス提供型事業で、収益モデルの確立を目指す。

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