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写真1 最新FOMA端末「702iシリーズ」。写真左からF702iD,N702iD,SH702iD,D702i,P702i。
写真1 最新FOMA端末「702iシリーズ」。写真左からF702iD,N702iD,SH702iD,D702i,P702i。
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写真2 SH702iDのデザインを手がけたグラフィックデザイナーの松永真氏。
写真2 SH702iDのデザインを手がけたグラフィックデザイナーの松永真氏。
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 NTTドコモは1月17日,FOMA端末の新機種「702iシリーズ」を5機種発表した(写真1)。そのうち3機種は,著名なデザイナーとのコラボレーションによる製品。価格や出荷時期は未定だが,「春商戦に間に合うタイミングで販売する」(NTTドコモの永田清人プロダクト部長)としている。また,この発表に合わせ,2005年9月にサービスを開始したiチャネルの契約者数も公表。2005年12月のサービス開始以来,2005年12月には70万契約を突破。順調に伸びていることをアピールした。

 702iシリーズは,2005年12月から販売を開始している902iシリーズのように最新機能をすべて盛り込むのではなく,「機能も含めて個人のこだわりで選んでもらえる新しいコンセプトを盛り込んだシリーズ」(NTTドコモ・マルチメディアサービス部の増田智子主査)との位置付け。そのため5機種に共通する最新機能はiチャネルだけで,「プッシュトーク」や「おサイフケータイ」「モバイルSuica」の機能は一部の機種での対応となる。

 デザイナーと協業したのは,シャープ製の「SH702iD」,NEC製の「N702iD」および富士通製の「F702iD」の3機種。SH702iDは,前東京三菱銀行のシンボルマークやスコッティのパッケージなどで有名な松永真氏(写真2)がデザイン。「高齢だから,かけるだけだから,文字が見えやすいだけで良いはずはない。私も60歳を超える。美意識もある。それにふさわしいクオリティが欲しい」(同氏)と既存の高齢者向けをうたう携帯電話機のデザインを暗に批判。同氏が持ちたい携帯電話をデザインしたという。その結果として,FOMA最小・最軽量の重さ約89gも実現した。

 N702iDは,スマップやMr.Childrenなどのアートワークで著名な佐藤可士和氏のデザイン。極限まで無駄をそぎ落とした「潔よいもの」(佐藤氏)を意識したという。iチャネルや音楽の曲名情報を表示するための長い背面液晶を備えるのが特徴。また,キーボタンやカレンダーなどのアプリケーション用に独自のフォントも開発した。

 F702iDは,今回発表された5機種の中で唯一おサイフケータイやモバイルSuica,指紋認証機能を備える。デザインは東京国立近代美術館のシンボル・マークなどを手がけたCDL(コミュニケーション・デザイン研究所)の平野敬子氏と工藤青石氏。背面の液晶パネルなど機械的要素を取り除いた「手と一体になる有機的フォルム」(平野氏)が特徴である。

 このほか,三菱電機製の「D702i」,パナソニックモバイルコミュニケーションズ製の「P702i」も同時発表。P702iは今回発表の5機種中,唯一「プッシュトーク」機能に対応する。

 2005年12月末現在,FOMA契約者は約2013万契約。そのうち70xシリーズは421万台。702iシリーズのターゲット・ユーザーについてNTTドコモの増田主査は,「現在は,性別や年代で(そのターゲットが)割り切れるものではない」と分析。「今後もコンセプトを理解して価値を見出してくれる人に向けて,70xシリーズを提供していきたい」とした。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション