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 J2EEに注力しているSIベンダーの日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は,HTTPクライアントを模倣することでWebアプリケーションに負荷をかけて性能を測定するソフトの新版「Assam WebBench Version 9.1 Enterprise Edition」を2006年2月15日に出荷する。価格は税込みで262万5000円と,同種のソフトでは廉価。稼働OSはWindows 2000以降。年間100ライセンスの販売を見込んでいる。

 新版のVersion 9.1 Enterprise Editionでは,米IBMが開発したJ2EEアプリケーションのサーバー性能監視ソフト「Tivoli Composite Application Manager for WebSphere」と連携動作するようにした。Composite Application Manager for WebSphereはアプリケーション・サーバーのIBM WebSphereから得た主にサーバー側の性能監視データと,Assam WebBenchが測定したクライアント側のデータを合わせることで,より適切な性能チューニングが可能になる。

 Assam WebBenchは元々,SIベンダーである日立ソフトが社内で利用していたものを商品化した製品である。ここ1年以内での主なバージョンアップ履歴は以下の通り。

 2005年5月17日に出荷したバージョン8.1では,FeliCaや独自アプリケーションといったブラウザ以外のクライアントが発行するHTTPリクエストをキャプチャする機能を追加した。それまでは手動でテスト・シナリオを記述するか,ブラウザを使ってHTTPリクエストを記録するしかなかった。

 2005年10月13日に出荷したバージョン9.0では,米Wily Technologyが開発しアイ・ティ・フロンティアが販売するJ2EEアプリケーション性能監視ソフト「Introscope」との連携機能を追加した。IntroscopeはJavaのクラスがロードされるタイミングで監視用バイト・コードをプローブとして埋め込む監視ソフトであり,パフォーマンスを把握するための詳細なデータが得られる。

 一般に,アプリケーション・サーバー・ソフトはMBean(Managed Bean)と呼ぶ性能管理用データ取得プログラムを提供している。MBeanの情報はJ2EEの標準監視インタフェースであるJMX(Java Management Extentions)経由で参照可能である。こうしたデータを各種の性能管理ソフトに取り込むことによって,性能のチューニングに役立てられる。