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 「親会社であるライブドアの件は,今のところ影響はない」。ターボリナックス,メディアエクスチェンジ,弥生はこう口をそろえる。メディアエクスチェンジはインターネット・エクスチェンジ(IX)事業やデータセンター事業を手がけている。弥生は業務ソフトの「弥生」シリーズを開発・販売する。

 3社の親会社であるライブドアは1月16日,証券取引法違反の嫌疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた。18日現在も捜査は続いている。

 ターボリナックスのIR担当者は「当社製品の販売・サポートはライブドアから独立しているため,影響はない」と明言する。ターボリナックスの2004年12月期の決算では,ライブドアに対する売上高は3700万円。売上高(6億6438万円)全体の約5.6%である。ライブドアから顧客を紹介されるケースがあるが,「(今回の件が)今後どの程度影響するかは,いまの時点では判断しづらい」(IR担当者)。ライブドアは2004年3月15日,株式交換によりターボリナックスを完全子会社化した。

 メディアエクスチェンジ取締役の佐藤寿洋氏もターボリナックスと同じく,「当社の通信サービスの提供にはまったく影響ない」と念を押す。同社は公表してしないが,メディアエクスチェンジのライブドアに対する売上高は年間1000万~2000万円程度とみられる。メディアエクスチェンジの2005年3月期の売上高は21億1585万円である。メディアエクスチェンジがライブドアと資本・業務提携したのは昨年11月22日(参考記事)。「これから(ライブドアと)いろいろやっていこう,というところで今回の件が起きた」(メディアエクスチェンジの佐藤氏)。

 弥生も2社と同様のコメントを出した。「今回の件は弥生はまったく関係ないし,製品の開発・販売面でも影響はない」(広報担当者)。ライブドアは2004年末に弥生を完全子会社化。ライブドア社長の堀江貴文氏が弥生の非常勤取締役を務めている。なお弥生はライブドアに対する売上高を公表していない。

 懸念されるのはイメージ低下の“飛び火”だ。今後ライブドアへの捜査が進むことで,企業グループ全体のイメージが低下し,それが各社の営業活動にも及ぶ可能性は否定できない。この点については3社とも「現時点では何とも言えない」,あるいは「状況を見ながら判断する」とコメントするにとどめた。