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 CS放送などを通じて音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」を提供するスペースシャワーネットワークは,2005年12月に音楽などの映像番組を配信するサービス「Space Shower Digital Archives X」(DAX)を開始した。DAXではミュージックビデオのほか,同サイト限定のトーク番組などを無料で配信する。現在,スペースシャワーはDAXを試験的に提供しており,本格的なサービス開始に向けて配信する番組の数を増やすことを検討しているという。

 スペースシャワーが映像配信サービスに挑むのは今回が初めてではない。同社は2001年10月にFMラジオ放送事業者やレコード会社など17社と共同で,音楽番組などのネット配信サービスを手掛ける「ビートリップ」を設立した。しかし当時は思うようにユーザーを獲得できなかったため,スペースシャワーは2004年3月にこの共同出資会社を解散し,その後は映像のネット配信事業と距離を置いていた。同社はこれについて,「パソコン向け映像配信事業を展開するには時期が早過ぎた」とみている。

 しかし,2004~2005年にブロードバンド(高速大容量)サービスのユーザー数が増加し,パソコン向け映像配信サービスの市場規模が拡大してきた。そこで,スペースシャワーはネット配信事業を再び強化することを決断したようだ。スペースシャワーはDAXで番組を原則無料で提供し,同サイトに広告を出すスポンサー企業からの広告料を主な収益源にして利益を確保しようとしている(詳細は日経ニューメディア2006年1月23日号に掲載)。