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左が「Express5800/320Fa-L」,右が「Express5800/320Fa-LR」
左が「Express5800/320Fa-L」,右が「Express5800/320Fa-LR」
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 NECは2006年1月23日,無停止型PCサーバー(フォールト・トレラント・サーバー)「Express5800/ft サーバシリーズ」の新製品を発売した。無停止型サーバーとは,プロセッサ,メモリー,HDD,I/Oを二重化したサーバーのこと。二重化システム用のLSIを自社開発したほか,上位機種ではプロセッサの冷却に水冷システムを採用することで,静音化(45dB)を実現したという。

 NECは2005年11月に,無停止型PCサーバー・ベンダーである米Stratusとの製品開発・製造に関する提携を発表し,Stratusの開発したハードウエアを販売していた。しかし今回,NECは無停止型PCサーバーの核である二重化システム用LSI「Gemini Engine」を初めて自社開発した。

 Gemini Engineは汎用のチップセットと二重化システム用LSIを1チップ化したもので,プロセッサやメモリー,I/Oと直結する。NECの山本正彦執行役員常務は「二重化システム用LSIを自社開発することで,コスト削減やプロセッサの頻繁な世代交代への柔軟な対応などが実現する」と説明する。今後NECは,Stratusに対して無停止型PCサーバーのハードウエアを供給する予定。Stratusが2006年下期以降に販売する新製品はすべて,Gemini Engine採用モデルになるという。

 今回発売したのはローエンド・モデルが2モデル,ミッドレンジ・モデルが2モデルである。OSは,Windows Server 2003, Enterprise Editionを搭載する。

 ローエンド・モデルは「320Fa-LR」(4Uラック型)と「320Fa-L」(タワー型)の2モデルで,いずれも3.20GHz動作のXeonプロセッサを搭載する。最大メモリー容量は6Gバイト,最大ハードディスク容量(本体内蔵)は900Gバイト。価格は138万円からで,2月3日に出荷を開始する。

 ミッドレンジ・モデルは「320Fa-MR(4Uラック型)と「320Fa-M」(タワー型)の2モデル。いずれも3.80GHz動作のXeonプロセッサを搭載し,プロセッサの冷却に水冷方式を採用している。最大メモリー容量は12Gバイト,最大ハードディスク容量(本体内蔵)は900Gバイト。Webベースのリモート管理ソフトや,ソフトウエア障害対策ソフトの「SingleServerSafe」を標準搭載する。

 価格は231万円からで,2月3日に出荷を開始する。なお45dBという騒音水準についてNECは「オフィスと図書館の中間ぐらいの水準」と述べている。