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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は1月24日、SOX法(企業改革法)対応の需要を狙い、アクセス頻度の低い財務データなどを長期保存用のストレージへ自動的に移動するソフトを発表した。米SOX法などでは財務データの長期保存が義務付けられる。アクセス頻度の低いデータを、低価格のアーカイブ用のストレージに移動することで、高機能で高価格なストレージに保存するデータ量を少なくすることができる。

 新製品は、データベースで管理するデータをアーカイブする「HP StorageWorks Reference Information Manager for Databases(RIM for DB)」と、Windowsのファイル・サーバーで管理するファイルをアーカイブする「HP StorageWorks File Migration Agent(FMA)」の二つ。いずれの製品も、あらかじめポリシーを設定しておき、アクセス頻度の少ないデータをアーカイブ用の低価格なストレージ装置に移動する。「日本版SOX法が施行されると、データ管理のために費やす時間もコストも増加する。新製品を使えば、その負担を軽減できるようになる」(エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 ストレージ・ワークス製品本部 渡辺浩二本部長)。

 RIM for DBは、Oracle DatabaseやERPパッケージ・ソフトで利用するデータベース管理システム用のアーカイブ・ソフト。データベースの履歴データを元に、長期間更新のないデータを識別し、アーカイブ用のストレージに移動する。異なるストレージ装置を利用しても、アプリケーションからは一つのストレージ装置にアクセスしているように見えるため、アプリケーションへの変更は必要ない。対象となるデータベース管理システムは、Oracle 8.1.7や同9i Database、Sybase ASE。また対象となるアプリケーション・ソフトは、Oracle E-Business Suite、PeopleSoft Enterprise、SAP Business Intelligence。

 FMAは、Windowsベースのファイル・サーバーで利用するアーカイブ・ソフト。RIM for DBと同様に、ポリシーに基づいてストレージ間でファイルを移動する。ファイルを移動しても、どのストレージ装置のどこの場所に格納しているかという位置情報は残しておくため、その位置情報を参照することで、いつでもファイルへのアクセスができる。

 価格はRIM for DBが1785万円から、FMAが80万6400円から。いずれも2月下旬に出荷を開始する。ただし、RIM for DBは4月から6月の間に新版を出荷する予定で、新版ではOracle Database 10gやSQL Serverでも利用できるようになる。