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 マイライン事業者協議会は,2005年12月末におけるマイラインの登録回線数を発表した。マイラインはユーザーが通話する際に利用する電話会社を固定するサービス。2004年12月にNTTコミュニケーションズ(NTTコム)が新しいマイライン「プラチナ・ライン」を投入して以来,市場が大きく動き始めた。

 これによると大手事業者で市内と県外の通話区分で契約を伸ばしたのは,NTTコミュニケーションズの1社。特に市内通話の区分で大きな変動があった。

 NTTコミュニケーションズは2005年中に市内の区分で289万契約を獲得。合計で349万回線とした。2004年末に1.3%だった同区分でのシェアを2005年末には7.8%まで6倍まで大幅に拡大した。KDDIは同時期に101万契約,日本テレコムは88万契約を市内の区分でそれぞれ減らしている。さらに東西NTTは234万と最も大きな減少幅を記録した。

 このような結果が出た要因は大きく二つある。

 一つがNTTコムのプラチナ・ラインの躍進。同サービスは,市内,県内市外,県外,国際のすべての区分を同社と登録することで,通話料を割り引くサービス。KDDIや日本テレコム,さらに東西NTTとマイラインを契約しているユーザーが乗り換えたと見られる。東西NTTは市内で最大の契約数を持つため,大きな影響を受けた。「市外はNTTコム,市内は東西NTT」としていたユーザーは,プラチナラインの契約によって「市外,市内ともNTTコム」に変わる。

 二つめが,KDDIや日本テレコムが新型の直収電話サービスに乗り出したこと。両社を合わせて2005年9月末の時点で136万契約を獲得している。直収電話を契約すると,NTT回線を前提としたマイラインの契約はすべて解除される。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション