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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2006年1月27日,エンタープライズ・ストレージ・サーバー事業に関する戦略説明会を開催した。この中で同社は,PCサーバーの64ビット化の動向について明らかにした。2005年度に同社が販売したPCサーバーで,米Advanced Micro Devices(AMD)の64ビット・プロセッサ「Opteron」を搭載したモデルの比率は6%だった。4way機に限っていえば,約30%がOpteron搭載モデルだったという。また,同社がWebサイトで販売したWindows Serverプリインストール・マシンにおける「x64 Edition」の比率は5%弱だった。

 同社では2006年も,64ビット版PCサーバーの販売が拡大すると見ている。これは米IntelのXeonプロセッサのほとんどが64ビット化するためだが,Opteronの販売も拡大するほか,ハードウエアだけではなくOSなどのソフトウエアの64ビット化も進むと見ている。

 日本HPインダストリースタンダード・サーバ製品本部ビジネスプランニング部部長の橘一徳氏によれば,「PCサーバーやサーバーOSの64ビット化は米国の方が進んでおり,HPが販売するPCサーバーに占めるOpteron搭載機の割合が15~20%に達している」という。インダストリースタンダード・サーバ製品本部長の上原宏氏は「日本では,Windows NT Server 4.0からWindows Server 2003への移行もかなり慎重だった。64ビットへの移行も,かなり慎重になっているようだ」と語っている。

 とはいえ,PCサーバーの64ビット化が遅れている日本でも,半導体設計などでは,128Gバイトのメイン・メモリーを搭載するOpteronモデルの4wayサーバー「ProLiant DL585」がかなり売れているという。また2005年下期からは,一般のビジネス用途でもx64のPCサーバーの引き合いが増えているという。Windows Server 2003 x64 Editionの用途については,シミュレーション計算など特殊用途が多い一方で,「同じハードウエア構成ならx64 Editionの方が性能が出るので,ファイル・サーバーとしてx64 Editionを使うケースも増えている」(橘部長)と語る。

 このほか日本HPでは,電力効率の高いPCサーバーに対するニーズも高まると見ている。同社では2006年中に,Opteronや低電圧版Xeonプロセッサといった低消費電力プロセッサや,3.5インチハードディスクに比べて消費電力量が50%少ない「2.5インチSAS(Serial Attached SCSI)ハードディスク」を搭載するPCサーバーを投入する予定である。