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Space Security システム(SS-700)発表会の様子。盗聴や盗撮に関係した事件が増えている。
Space Security システム(SS-700)発表会の様子。盗聴や盗撮に関係した事件が増えている。
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 2006年1月31日,プログレッシブ・システムズは無線盗聴器や無線カメラの設置場所などを割り出し,通知するシステム「Space Security システム(SS-700)」を発表,同日より販売を開始した。電波環境を監視して,カメラなどはその周波数やパターンなどから判断する。開発の開始は2年前だが,「昨年末からATM(現金自動預払機)の盗撮などが大きな問題になっており(写真),出荷を急いでほしいという要望が挙がっていた」(同社の佐野充社長)。実際,同社のシステムはりそな銀行が採用を発表するなど銀行からの注目が非常に高いという。

 SS-700は,電波環境を監視する端末と,センター側の管理用ソフトウエアで構成。端末側は1MHzから6GHzの周波数の電波を監視し,独自のアルゴリズムで盗聴器や盗撮カメラ特有の電波を自動的に解析。端末側のデータベースと照合し,異常と判断した場合はネットワークを経由してセンター側の管理ソフトに通知,管理者側で確認できる仕組みだ。顧客が持ち込む携帯電話や道路を走るトラックなどが搭載する無線機器の電波なども異常電波として認識しないように自動学習する機能を備える。

 管理者が取得できる情報には,電波が発せられた時刻なども含まれる。そのため,管理者は即座に現場への対応を指示できるだけではなく,後からセキュリティ用の監視カメラのデータなどと付き合わせて,盗撮カメラなどを設置した者の割り出しなどにも活用できる。

 センター側の管理ソフトは,Windows 2000 Sever以降で稼働。別途マイクロソフトのデータベース管理ソフトであるSQL Serverが必要。1台のサーバー機で最大500台までの端末の管理が可能である。端末の監視範囲は盗聴器から半径50m,盗撮器なら半径10mの範囲。価格はレンタル方式の場合,サーバー側のソフトウエアの利用料を含めて端末1台当たり月額2万円から5万円。今後同社ではATMのサポート会社やシステム・インテグレータを通して販売する。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション