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 富士通は2006年1月31日,2005年度第3四半期(2005年10月1日~12月13日)の連結決算を発表した。売上高は1兆1214億4200万円(前年同期比7.5%増),営業利益は125億9100万円(同160.8%増),経常利益は34億円(前年同期は142億6200万円の赤字),当期純利益は33億6700万円(前年同期は95億7000万円の赤字)だった。期初の予想では営業赤字を見込んでいたが,海外におけるIT投資の回復などにより黒字を確保した。通期の見通しは,売上高が4兆8000億円,経常利益が1100億円,当期純利益が500億円である。

 期中,関連会社のフラッシュ・メモリー・メーカーである米Spansionが米国NASDAQ市場に上場し,392億円の株式評価損を計上した。これに伴い,富士通単独の通期業績見通しにおける当期純利益を300億円から150億円に変更している。ただし連結決算の通期業績見通しは変更していない。

 同社では事業セグメントを,ソリューション・ビジネスや通信機器などを含む「テクノロジー・ソリューション」,パソコン,携帯電話,ハードディスク・ドライブを含む「ユビキタス・プロダクト・ソリューション」,LSIや電子部品を含む「デバイス・ソリューション」に分割している。

 テクノロジー・ソリューションの売上高は6693億400万円(前年同期比9.1%増)で営業利益は90億900万円(同26.5%減),ユビキタス・プロダクトソリューションの売上高は2549億4900万円(同5.9%増)で営業利益は59億2200万円(同26.7%増),デバイス・ソリューションの売上高は1826億3400万円(同0.1%減)で営業利益は94億5800万円(同27倍)だった。

サーバーなどシステム・プラットフォーム事業は赤字

 テクノロジー・ソリューションの内訳を見ると,サービス事業は好調だが,ハードウエア事業が営業赤字に転落している。サーバーや光伝送装置などのハードウエアを含む「システム・プラットフォーム」の売上高は1496億1200万円(同0.3%増)で営業損失が102億4400万円(前年同期は17億3500万円の黒字)。システム・インテグレーションやアウトソーシングなどの「サービス」の売上高が5196億9200万円(同12.0%増)で営業利益が192億5300万円(同83.0%増)だった。