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 日本IBMは2月1日、IBM eServer iSeriesの後継機種となる「IBM System i5 520/550/570/595」4モデルを2月14日から出荷すると発表した。595以外は、新プロセサ「POWER5+」を搭載する。POWER5+は、従来のPOWER5に比べて1.2倍の処理能力を持つ。

 520は1.9GHzのPOWER5+を搭載し1~2ウエイ構成が可能。550は1.9GHzのPOWER5+で1~4ウエイ、570は2.2GHzのPOWER5+で2~16ウエイである。595は1.9GHzのPOWER5で、8~64ウエイだ。価格はそれぞれ389万2100円から、2566万6800円から、5226万3400円から、2億8093万3020円からとなっている。動作OSはi/5 OS、Linux、AIX 5L、Windows。

 i5では特に、iSeriesやAS/400を使っていない300~500人の中堅・中小企業に対し、オープン系サーバーからの置き換えを提案していく。1つのi5を論理的に複数のサーバーとして動作させるLPAR(論理区画)機能を生かす。野々下信也システムi5事業部長は「複数台のUNIXサーバーやIAサーバーを、i5を使って統合し、ユーザー企業のTCO(所有総コスト)を削減する」という。

 iSeriesもしくはAS/400を使っている中堅・中小企業についても、iSeries以外に使っているオープン系サーバーをi5/iSeriesに集約する提案を行う。「1つのコンソールから管理、運用できるので、管理者の生産性も向上する」(渡辺朱美執行役員システム製品事業担当)と説明する。

 同社は国産メインフレームやオープン系サーバーからの置き換えを強化すべく、人材を強化している。置き換え担当の営業は昨年約10人だったが、今年は20人強に増員、直販営業だけでなく、販売パートナーやISV(独立系ソフトウエアベンダー)の協力も得る。そのため同日、「System i5 ソリューション研究会」を発足した。現在の会員社はISV(独立系ソフトウエアベンダー)の7社で、今後はソリューションプロバイダも含めて増やしていく。研究会では、各ISVの業務アプリケーションを連携させたり、ISVの製品を販売パートナーに売ってもらうためのプロモーション、新規市場開拓などを検討する。

 野々下事業部長は、「ハードとアプリケーションをトータルなシステムとして、短期間・低価格で提供できるように、ISV同士やソリューションプロバイダとのコラボレーションを促進する」と語る。