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アクセンチュア社長に就任する程近智氏
アクセンチュア社長に就任する程近智氏
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 アクセンチュアは2月2日、程近智 代表取締役通信・ハイテク本部統括本部長(45)が4月1日付で社長に就任する人事を発表した。程次期社長は4月以降も通信・ハイテク本部統括本部長を兼務する。程統括本部長は記者会見で、「アウトソーシング事業を、ビジネス・コンサルティング、システム構築に続く事業の柱に育てていくのが私の役目」と抱負を語った。村山徹社長(51)は取締役副会長に就く。

 村山社長は程統括本部長を次期社長に選んだ理由について、(1)程統括本部長が、アクセンチュアが全世界的に作成している2010年以降のビジネス・プラン作成に携わっていること、(2)アウトソーシング事業で成功している通信・ハイテク・グループの統括本部長であること、を主な理由として挙げた。

 現時点で、アクセンチュアのグローバルの売り上げに占めるアウトソーシング事業の割合は38%だが、日本は10%強にとどまっているもよう。村山社長は、「アウトソーシング事業の拡大で先行している部門のトップが社長に就任すれば、他部門にも成功モデルを展開できる」と期待を述べた。

 これに対し程統括本部長は、「オフショアなどを考慮しながら、日本型のアウトソーシング事業を考えていきたい。また、アクセンチュアのグローバルのネットワークを活用しながら、日本の事業拡大を考えていく」と意気込みを語った。「顧客数を増やすのではなく、現在の顧客企業に深く入り込むことで、成長していきたい」(程統括本部長)。

 程統括本部長は1982年に米スタンフォード大学工学部を卒業、アクセンチュアに入社した。1991年に米コロンビア大学経営大学院を修了。eコマース推進コアチームリーダーやビジネス・ローンチ・センター長を経て、2000年10月に戦略グループ統括パートナーとなり、2001年から本部統括本部長を兼務。2003年から通信・ハイテク本部統括本部長。2005年9月に代表取締役に就任している。村山社長は程統括本部長の人柄について、「スピーディーで柔軟性がある。成果に対するコミットメントの強さ、言い換えればコミットメントを達成するための取り組みの速さに敬意を払っている」と評した。

 2003年4月の社長就任から3年で退任する村山社長は、「今回の人事は突然のものではない。社長に就任した時点から、後継者について考え、複数の候補者にチャンスを与えてきた」と語った。村山社長が米本社に程統括本部長を推薦し、昨年末了承されていた。