日立製作所の2006年3月期第3四半期(10~12月)連結決算は、売上高が2兆2588億円(前年同期比106%)、営業利益が391億円(同114%)と増収増益となった。このうち情報通信システム分野は、売上高が5113億円で前年同期比6%の増収だったものの、ハードディスク事業の大幅赤字の影響で営業利益は同76%減の5億円にとどまった。

 情報通信システム分野の内訳は、ソフト/サービス分野の売上高が2079億円で前年同期比5%増、ハードウエア分野が3034億円で同7%増。けん引役はソフト/サービスがミドルウエア・ソフト。不採算案件の低減、開発効率向上に向けた取り組みも奏功した。

 ハードでは、ストレージやメインフレームやUNIXサーバーなど大型のサーバーが伸びた。なかでもSAN/NASストレージ事業が好調で、2006年3月期通期の予想売上高を2900億円から3100億円に上方修正した。ATM(自動現金預け払い機)関連も好調だという。一方、パソコン(PCサーバーを含む)やネットワーク関連は低調で、パソコン分野の売上高は前年同期比10%減、ネットワーク分野は21%減となった。