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MR604DVB
MR604DVB
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 オムロンは2006年3月25日,価格が6万8040円(税込)と安価なVPNルーター機器「MR604DVB」を出荷する。全国に分散した遠隔拠点に設置し,センターのデータセンターに安全に接続する用途に適する。保守サポート・サービスの用意や金属外装,本体前面パネルのLED表示,コマンド・ライン・インタフェースなど,法人向けの業務用途を強く意識している。

 MR604DVBは,従来機種「MR504」の機能をベースに,主にCPUの処理能力を高めた機種である。新CPUには,米Cavium NetworksがMIPS32をベースに開発した「CN220」を新たに採用した。パケット転送時の処理や暗号化処理などをハードウエアで実行する。これにより,IPsecによるVPN通信時のデータ転送速度は公称100Mビット/秒に達する。

 搭載するインタフェースは以下の通り。イーサネット・ポートは,WAN接続専用の100BASE-TX/10BASE-Tポートを1基と,LAN接続専用の100Mポートを3基,WAN/LAN共用のポートを1基備える。これに加え,INSネット64を接続するBRIポートを1基備える。コンソール接続用のシリアル・ポートはD-Sub 9ピン形状で前面に用意した。

 WebブラウザのGUI画面に加え,同社独自仕様のコマンド・ライン・インタフェースを備える。設定内容を抽出して保存したり,複数のルーター機器に対して設定ファイルを一括登録するなど,法人向けの機能を一通り備える。管理者による遠隔管理の用途を狙い,PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)サーバー機能も備える。障害の切り分けが楽になるよう,本体前面に配置したLEDでPPPoEの接続とVPN接続を表示する。

 外形寸法は幅235×奥行148×高さ33ミリ・メートルで重量は1.3キロ・グラム。電源は本体内部に内蔵する。外装は金属で,側面にはネジ穴を配置したほか,底面には壁面への設置を考慮した切り抜き穴を配置した。