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 アルゴ21は2月8日、2005年10月~12月期の連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.8%減の157億9500万円だったものの、営業利益は同247.8%増の5億1800万円、経常利益も同78.3%増の6億9800万円と大きく改善した。ただし当期利益は、ソフト資産評価の見直しなどにより中間決算で計上した約10億円の特別損失の影響から3億3200万円の赤字になった。

 主力のシステム開発事業の売上高は前年同期比0.6%減の85億8000万円。金融業向けが同4.0%増の35億4000万円、製造業向けは同20.0%増の22億8400万円と堅調に推移した。「今年度から金融業向けと組み込みソフト開発に事業を集中させた結果」(太田清史社長)だ。その反動で、流通・サービス業向けは同26.3%減の16億5400万円にとどまった。

 しかし、経営資源を集中させている金融業向けのシステム開発事業は課題が残る。エンジニアの絶対数不足だ。実際、保険会社やカード会社から200~300人体制を必要とする案件を依頼されたが、「人員不足によって受注できなかった」(太田社長)。「パートナー企業に応援を要請するにしても、一定割合は当社技術者が入らざるを得ないので、とうてい対応できなかった」(同)という。こうした体制面の不備による機会損失が6億~7億円はあったと見ている。

 こうした理由から、通期の売上高を前回公表値から10億円下方修正し、223億円にした。ただし、販売費や一般管理費を押さえることで、営業利益11億円、経常利益13億円、当期利益3億円は、そのままとした。太田社長は「期末が近く数字が固まっているため、これらの数字は確実に達成できる」とした。

 課題である体制に関しては、人員増強策を打ち出す。2006年4月に新卒社員を52人採用するほか、2007年3月期中に80~100人の中途採用を見込む。「今期に膿を出し切り、来期以降の成長につなげて生きたい」(太田社長)考えだ。