PR

 EMCジャパンは2月9日、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)管理ソフト「EMC Invista」と、NAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)管理アプライアンス「EMC Rainfinity Global File Virtualization」の2製品の出荷を開始した。Invistaは、SANにつながった異なるベンダーのストレージを1つのストレージのように仮想化する機能を持つ。Rainfinityもストレージの仮想化機能を持つが、複数のNASや異なるOSのファイルサーバーなどを一元管理するための製品である。

 InvistaもしくはRainfinityの仮想化機能により、異機種のストレージ同士でのレプリケーション(複製)が可能になる。ストレージを統合する、もしくは他機種に置き換える場合でも、システムを止めずにデータを移行できるというメリットもある。

 価格は、Invistaが2556万7500円から、Rainfinityが936万7050円から。Invistaの場合は、同社製のSAN用スイッチ「Connectrix」が別途必要になる。「将来的には、シスコシステムズ、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、マクデータなど主要ベンダーのSAN用スイッチでも動作できるようにする」(EMCジャパンの古谷幹則執行役員マーケティング兼パートナー営業統括本部長)という。

 Invistaは直販だが、Rainfinityはパートナーを介しても提供する。「Rainfinityの販売にはネットワーク構築スキルが不可欠で、パートナーとの協業が重要になる」(古谷執行役員)と語る。

 EMCジャパンは昨年から、パートナー支援と顧客サービスの強化に力を入れており、同日も、パートナー事業の促進や社員増強、人材育成の充実などを強調した。パートナー事業では特に中堅・中小企業市場においてパートナーとの協業を増やし、チャネルの開拓を積極的に実施する。中堅中小企業市場と公共向け市場で、売り上げの3分の2を稼ぐという。

 社内でも250人の増員を予定している。採用の一環として、「これまで1回しかやったことがない」(エドワード・ナイハイゼル社長)という新卒採用を再開。国内外の理工系大学生、大学院生のリクルートを開始した。育成策として、「今年だけで、社員1人当たり平均25日の研修を受けさせる」ことなどを挙げた。これらの施策の成果として、エドワード・ナイハイゼル社長は「2006年は、市場成長率の2倍以上で成長する」という目標を掲げた。同社は、ストレージ関連ハード/ソフトの市場成長率を7%と見ている。