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Rainfinity Global File Virtualization
Rainfinity Global File Virtualization
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 ストレージ大手のEMCジャパンは2006年2月8日,NAS環境とSAN環境それぞれのストレージ環境を仮想化する製品を出荷した。運用管理負荷の低減が狙い。価格は,(1)NASのネットワーク・マウント名を仮想化するネットワーク機器「Rainfinity Global File Virtualization」が936万7050円(税込)から。(2)SANストレージを仮想化するソフト「Invista」が2556万7500円(税込)から。

 (1)Rainfinityは,ネットワーク・ファイル・システムを複数のNAS間で移行する際の運用管理負荷を低減するアプライアンス機器である。前提となるファイル・システムの移行は,マイグレーションのために古いNASから新しいNASへ全データを移行する場合や,処理負荷の重いNASから処理負荷の軽いNASへファイル・システムを移行してNAS間での処理負荷を均等化する場合に実施するもの。

 Rainfinityの主な機能は2つある。1つは,NASの処理負荷を監視する機能である。SNMPやWMIなどのネットワーク管理プロトコルを経由して個々のNASの負荷を調べる。個々のNASの負荷を調べることで,例えば10個のネットワーク・ファイル・システムを持つNASのうち,2個のネットワーク・ファイル・システムを他のNASへと移行すればNAS全体の稼働率を効率化できる,といった意思決定が可能になる。

 もう1つは,NASからNASへとファイル・システムを移行した際に,ネットワーク・マウントの名前解決サーバーのデータベースを自動的に書き換える機能。論理マウント名にひも付けた物理マウント名を,移行元のNASから移行先のNASへと書き換えることで,ファイル・システムをマウントするクライアントはNASが置き換わったことを意識せずに済む。書き換え可能な名前解決サーバー機能は,米MicrosoftのDFSと,NIS/NFSのportmapである。

 (2)一方のInvistaは,SANスイッチ経由で接続した複数のSAN接続型ストレージ機器を束ね,論理的に単一のストレージとして扱えるようにするソフトである。米EMCや米Cisco Systemsなど主要なSANスイッチが備えるパケットの配送制御機能を用いて,個々のストレージ機器にパケットを振り分ける仕組み。