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 情報サービス産業協会(JISA)は2月16日、IT業界の課題を解決するため方法論やアイデアの公募を開始した。募集した方法論などを、JISA公認の標準手法として公表することで、業界の成長につなげる。「これまで、JISAの中で委員会を作って業界の課題を解決しようとしてきた。しかし、現在は業界内の知恵だけでは解決できない問題が増えている。そのため、外部の賢者からも広くアイデアを求めることとした。集めた知恵で、業界をより良くしていく」(JISA)。JISAとしては今回が初の試みであるが、今後は年に1度の頻度で定例化していく方針だ。

 公募する方法論やアイデアのテーマは大きく二つ。(1)「企業システム(内部プロセス)やビジネスモデルの高度化」と(2)「経営資源(人材・技術など)の高度化」。これら二つのテーマにかかわればよいので、さまざまな研究が公募対象となる。例えば、(1)では、見積もり手法や見積もりに関するベンチマーキング、IT取引の行動基準、ソフトの品質管理手法、仕様変更プロセスの標準化などについての研究で応募できる。(2)では、人事評価の基準や人材教育費の評価基準などだ。

 公募案件はJISAが審査して、そのうちから1~3本を採択する。採択者には、最大で2000万円の研究費用を用意する。複数本採択した場合は、2000万円を分割して支払う。応募できるのは、企業や大学、研究機関など。「採択された後に本格的に研究を開始してもよいし、すでに自社のノウハウとして保持しているものを公開するのでもかまわない」(JISA)。募集期間は3月8日までで、成果物は来年3月31日までに提出することを求める。