パソコン向けおよび業務用のオーサリングソフトを手がける米ソニック・ソルーションズ。同社のライティングエンジンは、米マイクロソフトの次期OS「Windows Vista」で採用が決まっている。アジア・環太平洋地区の副社長であり、日本法人の社長でもある照井公基氏に同社の戦略や業界事情を聞いた。

■ソニックのビジネスモデルは。

 コンシューマー向けオーサリングソフトと、ハリウッドなど映画会社がコンテンツをDVD-Videoにする際のオーサリングツールが事業の両輪だ。前者はデルやヒューレット・パッカードのパソコン向けOEMが好調で、世界ベースでのシェアは1位を確立している。コンシューマー向けのパッケージ販売も、この分野で1、2を争うロキシオの買収で一気に強化できた。後者については、映画会社の9 割以上が、当社のツールを採用済みだ。業務用で培った技術をコンシューマー向けに転用できるなど、事業間での良好な循環もある。

■次世代DVDの動向をどう見る。

 両方式の支持を表明したワーナーやユニバーサルなどの動きからも明らかなように、映画会社は、今はまだどちらかの陣営にくみするわけではなく、両方を見ている状況だ。当社では、現在のところBlu-ray Disc向けのオーサリングツールしか提供していないが、映画会社のニーズがあれば当然HD DVD向けも開発する用意はある。Vista向けのエンジンは、次世代DVDについてはまだ仕様が決まっていない。