【新たに誕生する携帯電話会社の顔ぶれとサービス内容(予定)】*1 実際にはエリアを細かく補完するリピーターも数百から数千局設置する
【新たに誕生する携帯電話会社の顔ぶれとサービス内容(予定)】*1 実際にはエリアを細かく補完するリピーターも数百から数千局設置する
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 総務省は11月10日、新規に携帯電話事業への参入を認める認定書をソフトバンクグループのBBモバイル、イー・アクセスグループのイー・モバイルおよびアイピーモバイルの3社に交付した。これにより12年ぶりに新しい携帯電話会社が誕生することが正式に決まった。3社は、9月に携帯電話サービスの免許を総務省に申請していた。

 認定書の交付を受けて3社は、2006年から2007年にかけて本サービスを開始する(表)。先陣を切るのはアイピーモバイルで、2006年10月に最大5.2Mbpsの高速データ通信サービスを始める。料金は月額2500~5000円を予定。2007年度中には、関東、東海、近畿で人口カバー率を50%にする。2010年度までには、全国でカバー率50%を達成したい考えである。

 2007年春に開始予定のBBモバイルとイー・モバイルは、データ通信に加えて音声サービスも提供する。両社は、NTTドコモと同じW-CDMA方式を採用する見込み。全国で人口カバー率が50%を超えるのは2007年度中を予定する。事業者数が現在の3社から6社体制になることで競争が増し、サービス内容の充実や、料金の低価格化が期待される。また、2006年には電話番号を変えずに別の携帯電話会社に契約し直せる「番号ポータビリティ」制度も導入される。ユーザーにとっては利便性が高まり、新規参入の事業者にとっては追い風となる。新規参入する3社は、サービス開始5年で500万~1000万加入を達成できると見込んでいる。一方、既存事業者は顧客離れをいかに防ぐかが重要になる。