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 コニカミノルタホールディングスは11月4日、フォトイメージング事業の規模縮小を当初の予定より前倒しで実施すると発表した。デジタルカメラを含むフォト事業は、デジタル化によるカラーフイルム・印画紙の需要減少や、デジタルカメラの価格下落の加速によって採算が悪化。抜本的な構造改革を必要としていた。生産品種の絞り込みや不採算分野の整理などを通して、開発、生産、販売のすべての部門で大幅な規模の縮小を進める。

 2004年3月に発表したグループの中期計画「V-5プラン」では、規模縮小にかかる費用として2005年度から2008年度までの4年間で、340億円の特別損失を計上する予定だった。改革の前倒しにより、今期中に固定資産の減損などで900億円の特別損失を計上。全世界のグループ人員3万3000人の内、1割強に当たる3300人ほどの人員削減を実施する。

 デジタルカメラ事業に関しては、以前より高付加価値製品にラインアップを絞った採算性重視の戦略を取ってきた。「α-Sweet DIGITAL」(写真)など高画質を売り物にしたデジタル一眼レフや、独自の手ぶれ補正機能を搭載した薄型コンパクト機などが中心となる。事業規模を縮小しても、これらの製品の開発、生産、販売は継続する。カラーフイルムについても、販売を中止することはないとのこと。7月に発表したソニーとのデジタル一眼レフの共同開発も、当初の予定どおり2006年夏に製品を投入する意向だ。