個人利用から業務まで使えるデータベースソフト「FileMaker」の新版が11月に登場した。米ファイルメーカー社長のドミニーク・グピール氏に新版のコンセプトや競合ソフトについて聞いた。

■今回のバージョンの特徴は。

 FileMaker 8のコンセプトは「Work Faster」「Share More」という2つのキーワードにある。Work Fasterとしては、使いやすさを改善することで、業務のスピードアップを図っている。例えば検索モードに移行することなく、マウス操作だけで該当するデータを検索できる「FastMatch」という機能を加えている。ShareMoreとしては、Excel形式でのデータのやり取りやPDF形式へのデータ書き出しといった機能を強化した。これによってFileMakerを持たないユーザーとのデータ交換がやりやすくなっている。

■日本ではExcelをデータベースとして使うユーザーが多いが。

 確かにExcelはいいソフトだが、あくまでも表計算ソフトだ。顧客管理といったデータを複数の人や部署で共有する業務では、データベースソフトを利用した方がより効率的に仕事を進められる。またデータを分析する場合でも、Excelで複数シート間のリンクやピボットテーブルを使いこなすのは難しいが、FileMakerであればより直感的に多くのデータを関連付けて扱うことができるだろう。個人ユーザーでも写真や文書を組み合わせた形で料理のレシピを管理するといった使い方ができる。