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 リビング向け大型ディスプレイ搭載パソコンを手がけるパソコンメーカーが画質向上を目指し、テレビに使用している部品をパソコンに取り込む動きが活発になってきた。

 国内最大手のNECは、デスクトップの最上位機種「VALUESTAR Wシリーズ」(写真)の全4モデルにハイビジョン対応テレビ向けの液晶パネルを採用した。

 富士通は現在、テレビ映像の表示には、通常のテレビに搭載しているものと同じビデオプロセッサーを使用。ソフトによる高画質化機能と組み合わせて、高解像度画像の処理を行っている。「(画像の画面表示方式の切り替えを行う)IP変換チップが画質向上のカギになる」(富士通担当者)ことから、今後のモデルではIP変換チップも家電と同じものを搭載していく方向だ。

 地上デジタル放送への対応による高画質コンテンツの受信とディスプレイの大画面化により、ユーザーが画質を意識する場面は増える。そのときの比較対象は大画面液晶テレビになるだろう。そうである以上、パソコンの画質向上に向けたこのような動きは、他メーカーも追随する可能性が高い。2006年の家庭向けパソコンは、テレビとの融合が内部機構レベルでも進むことになりそうだ。