W-OAMに対応した「AX520N」(NECインフロンティア)
W-OAMに対応した「AX520N」(NECインフロンティア)
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 ウィルコムは1月27日、同社のPHSを高度化する新しい通信規格として「W-OAM(WILLCOM OptimizedAdaptive Modulation)」を発表した。2月下旬からサービスを開始する予定。

 W-OAMは電波状況に応じて変調方式を変えることで通信速度を高速化する通信規格。ウィルコムは今までQPSKという8xパケット方式で256kbpsの変調方式のみを利用していた。今回から新たな変調方式として高速な8PSKと低速のBPSKを導入。電波状況が良好な場合は8PSKに切り替え、電波状態が不安定なときは安定性を重視するBPSKに切り替える。8PSKは既存のQPSKに比べて情報送信量は1.5倍。これにW-OAMを利用することで従来1チャンネル当たり32kbpsだった通信速度を1.6倍の51kbpsに高速化し、8xパケット方式で408kbpsが実現できるという。

 料金体系は変わらず、8xパケット方式なら[PRO]専用料金コースがそのまま利用できる。ただし、W-OAMを利用するには専用の通信カードが必要になる。WOAMに対応した基地局は大都市を中心に今年度中にトラフィックの2割強を集約できるよう建設する予定だ。

 1xパケット方式のデータ通信サービスも強化。料金はそのままで2xパケット方式のサービスが利用できるようになる。