コニカミノルタホールディングスは1月19日、創業以来から着手してきたデジタルカメラを含むカメラ事業およびフォト事業から撤退することを明らかにした。カメラ事業は今年の3月31日をもって、フォト事業は2007年3月末までに終了する。同社のカメラ/フォト事業は不振が続いており、立て直しが困難な状況に陥っていた。今後は情報機器分野、光学およびディスプレイデバイス分野、医療分野、計測機器分野などのビジネスユース向けの事業へ資源を集中していく。

 同社は2003年に、コニカとミノルタの共同持ち株会社として発足。国産初のカラーフィルムを発売したコニカのフィルム事業と、世界初のオートフォーカス一眼レフカメラ「α」シリーズを出したミノルタのカメラ事業の相乗効果が期待されていた。だが現実には、市場の成長が著しいデジタル一眼レフカメラにおいて、キヤノンやニコンに遅れをとってしまう。CCDシフト方式の手ブレ補正機能を搭載した「α-7DIGITAL」や「α Sweet DIGITAL」といった注目度の高い製品も発売したが、残念ながら不振を立て直す起爆剤にはならなかった。

 カメラ事業から撤退する同社だが、デジタル一眼レフ「αマウント」に準拠した製品の開発、設計、製造などに必要な一部資産に限っては、2005年7月に共同開発で提携したソニーに譲渡していく予定だ。ソニーはαマウントに準拠した新しいデジタル一眼レフカメラを今夏に発売する計画だ。今まで蓄積されたαシリーズのレンズ資産は、今後ソニーのデジタル一眼レフカメラで生かされる。