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 NTTデータは2月22日、顧客とシステム開発プロジェクトを立ち上げる際の社内プロセスのガイドラインを策定し、今後のプロジェクトに適用していくことを発表した。システム開発プロセスを事前説明すると同時に、仕様策定や進ちょく管理において顧客企業に求める役割を明確にすることで、コミュニケーション不足に起因する品質低下や納期遅れを防止したい考え。

 今回策定したのは、「プロセス透明化ガイドライン」。まず、システムの仕様、品質、開発の進ちょくの3項目について、NTTデータがどのように管理しているかを説明。その内容について顧客の了承を得た上、開発するシステムの概要、開発スケジュール、顧客との役割分担などを記載した「プロジェクト基本計画」を策定する。プロジェクト期間中は、独自の管理指標に基づいて定量化した開発状況を随時、顧客に報告する。

 プロセス透明化ガイドラインを了承することで顧客が得られるメリットとしては、NTTデータは以下の四つを挙げる。(1)事前にシステム開発の全体像や作業の流れを理解できる、(2)「何を、いつ、誰がやるか」が明確になり、顧客が実施する準備作業が明確になる、(3)工程ごとの開発状況がタイムリかつ定量的に見えるため、顧客がNTTデータの作業品質を確認できる、(4)問題発生時の影響やリスクが明確になる。特に、仕様変更がプロジェクトにどう影響するかを認識でき、変更の実施判断の参考になる。

 ガイドラインを策定した理由についてNTTデータは、「情報システムの開発プロジェクトを成功に導くためには、顧客自身もプロジェクトに参加していただき、顧客と開発ベンダーが一体となった推進体制を構築することが不可欠であるため」と説明している。